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ジャージオーダー受付開始!

小国では台風の被害もなくホッとしております。

しかし隣りの大分では多大な被害が出ているようです。
被害に遭われた方々、心よりお見舞いを申し上げます。

当店は台風接近の昨日、通常通り営業しておりました。
三連休の中日になんで...と落ち込んでいましたが
お客様に「開いてて良かった!」と言われ報われた気がします。



今日は台風一過の青空、夕方には店内にオレンジ色の陽が差し込んできて
ああ、もう秋なんだな..と感じました。
その秋の限定メニューはもうしばらくお待ちくださいませ。

先週は今年度の第1回の阿蘇サイクリストコンソーシアムに参加してきました。
新たなメンバーも加わり阿蘇でステキなことができそうです。



今後、ご報告できたらと思います。
12/3(日)には第5回 九州Heaven Rideも開催予定ですのでこちらも楽しみに。

この会合で私が着用しているchanoko桜/sakuraジャージ。
水墨画/suibokuga Asoジャージとともにオーダー承ります!
今回はこれからの季節にピッタリな冬物も登場。


モデル zonda氏 /photo Cipollino ※群馬Grifin サコッシュ&パンは付属しません

半袖ジャージ 10,800円
長袖ジャージ 11,880円

ウィンドブレーカー 11,880円
フリースジャケット 17,280円
ウィンタージャケット 20,520円

ビブパンツ 12,960円
ハイグレード ビブパンツ 17,820円
(裾にアレルギーフリーのワイドシリコン採用)

ショーツ(肩ひもなし) 11,880円
ビブニッカー(膝下までの長さ) 14,040円
キャップ 2,484円 上記全て税込です。





サイズは下記のチャートをご参照ください。
今回からウィンドブレーカー変更でジャージと同じサイズなりました。
サイズで迷われたときは身長より胸囲,胴囲を優先した方が間違いないです。



全てオーダー頂いた分のみの完全受注生産品です。
お申し込みは9/25(月)お支払いは9/29(金)まで。
10月下旬にお届け予定です。
お申し込みはメール、FBメッセージなどでお受け致します。



シックな水墨画ジャージを着用する chanokoアンバサダー tani7770氏。
アンバサダーと言っても全て自費購入されてます、名前だけで申し訳ないです..。

また週末は連休ですね、今回は良い天気になることを願ってます!

La CORSA Kyusyuを終えて

chanokoマフィンも好評で嬉しい限りです。
珈琲、紅茶、ほうじ茶も良く合います。
まだという方は是非お試し下さい!

しかし、三連休を前に台風到来のニュース、ホント勘弁して欲しいです。
被害が少ないことを心より願ってます。

それでも先週末は非常にいい天気でした!
極上の天気の中、La CORSA Kyusyuが開催されました、そのリポートです。

元全日本チャンピオンの宮澤崇史さんと
福岡の自転車店、正屋の岩崎さんが中心となって
阿蘇復興支援プロジェクトとして昨年スタートしたLa CORSA Kyusyu。
第二回の今年も世界に発信するフォトグラファー丹野氏のプロデュースする
素晴らしい阿蘇のルートを楽しみました。

宮澤さんと岩崎さんは、これくらい仲がいいらしいです...。



少数精鋭のメンバーがこのイベントを支えます。



ライドリーダーとしての経験も豊富、特典のTシャツデザインも手がける
Hauto氏は紺地の白く舞うカモメジャージのデザイナーとしても有名。
私も負けられません!(全然勝てる気がしませんが)



道の駅阿蘇の理事、下城さん(私の小中高の一個上の先輩です)と
蘇山郷のコルナゴ部長は有難いことにchanokoジャージでのご参加です。



大観峰を登って行く一行。
私はいつもタイムアタックをする峠なので景色を楽しむ余裕はありません。



皆を引っ張るギスケ氏も安定のライドリーダーぶり。
様々なレベルの人と一緒に走るのは思った以上に大変です。



展望台で集合写真を撮って私の仕事は終了。
このあと参加者は雄大な自然の中のライドを楽しまれたようです。

翌日は南阿蘇方面へのライド。
私は受付のお手伝いだけで、帰らせて頂きました。
考えるんです、私も一緒に走りたいけど阿蘇に茶のこに来てくれるお客様を差し置いて
自分が楽しんでいいのか?と。
今のところ営業して皆さまをお迎えするのが私なりの復興支援という結論に至ってます。

それもこの方、宮澤崇史さんがいらっしゃらなかったらこの企画は始まりませんでした。



今回も豊富な経験、話題、的確なアドバイスと飛切りの遊び心で
参加者を楽しませてくれました、本当にありがとうございました。

インスタやFBでハッシュタグ #lacorsa9 で検索してみると
このときの楽しく素晴らしい情景を見ることができると思いますので是非。

そしてこんなステキなお土産を宮澤さんからいただきました。
黄色と言えば...



今年ダブルツールを獲得。
それも同年にツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャは史上初とのこと。
あのチームスカイのクリストファー・フルーム直筆サイン入りポロシャツです!

多くの人に見てもらいたいと当店に預けてくれました。
間近で見れますのでご来店の際は是非。
隣にchanokoジャージがあるのがおこがましい気もしますがどうかご勘弁ください。

またまた自転車の話ばかりで、どこがカフェ&雑貨の店よ?というブログですが
今回は特別なイベントでしたので特集号ということで。

台風が来ても営業して(ると思います)ますので
三連休、雨で行くとこないな..という方もお待ちしております!
でもご無理はなさらないでくださいね!(特に自走とか)

いよいよ今週末!

今週末、La CORSA Kyusyuが開催されます。
そもそも、ラコルサ九州って何?という方もいらっしゃるかもしれません。



昨年の熊本地震のあと道路も寸断され途方に暮れる阿蘇を
サイクリストの力、繋がり、団結で一緒に盛り上げようと
プロサイクリスト宮澤崇史さんが立案したイベント。
(昨年の様子はこちらのブログでどうぞ)

自転車の乗り方は初心者からプロまで指導し
そしてこんな楽しみ方もあるんだ!と私たちに教えてくれました。

締切を過ぎましたが急遽参加したい!という問合せが数件ございましたので
本日、9/6(水)の23時まで受け付けいたします!
お申し込みは、こちらまで。

またとない機会ですので、是非!
私も朝と夜は顔を出しますので宜しくお願いいたします。


先週末はこんなメニューが登場してました。
chanokoマフィン。



調理師で製菓衛生師でもあるマツザキ ヨリコの自信作です。
店内飲食だけでなくお持ち帰りもできます。
早速、自転車乗りがサコッシュに入れて颯爽と走って行かれました。
少量生産ですので、売切れの場合はどうかご容赦ください。

そして最後にこんなステキなものをご紹介します。
我が町、熊本県阿蘇郡南小国に自然の景観を守るために間伐された
杉材などを活用したインテリア・ライフスタイルブランド 〈FIL〉



〈FIL〉とは、東京・パリのクリエイターと小国で林業を営む
〈Foreque〉がプロデュースを手がける新ブランドです。

先日そのショールームがオープンしました。
場所は当店の前を東、満願寺方面に1kmほど行った右側です。



田んぼの中にこんなステキなショールームがあるんですからそのギャップにビックリ。
この質とデザインなら納得のお値段です。

こちらにFacebookページもございますので、是非ともいいね!をお願いいたします。
見に行かれたあとは当店にお立ち寄り頂くこともどうかお忘れなく。

今週末は天気もいいみたいですね。
皆さまのご来店心よりお待ちしております!

夏の終わり

朝晩は涼しくなってきました。

今年の夏は小国も暑く、エアコンのない家庭やリビングにしかないので
寝室にも付けようとした人が地元の電気屋さんに相談したら
「来年の取付けになります」と言われたそう、それってもう冬だから...。

それでも日中は汗ばむ陽気。
まだまだ、この商品が活躍します「フレグランスファブリックスプレー 」




スプレーするだけで簡単に消臭・除菌できる優れもの。
国産植物から抽出したナチュラルな成分と銀イオンがタバコや汗等の嫌なニオイや
菌の繁殖をダブルで消臭・除菌し、衣類やお部屋を爽やかな香りで包み込みます。

大手の某商品はわざとらしい頭が痛くなるニオイですがこれはナチュラルな香り。
私は夏のライドのときにアトマイザー(小さなスプレーボトル)に詰めて持って行き
店に入る前などに使用しています、今年はあまり乗ってませんが..。

成分は水、エタノール、香料、天然植物抽出液、銀イオン。
250mL、900円 (+Tax)です。



9/9(土)10(日)阿蘇でNHKチャリダーでもおなじみ
北京オリンピック代表、元全日本チャンピオンの宮澤崇史さんを呼んで
開催する「La CORSA Kyusyu」まだ少しだけ空きがあります!

宮澤さんはお母さんの病気で肝臓の一部を提供。
生体肝移植を受けてトッププロまで復帰したほぼ唯一の例とも言われます。
世界のトップチーム、サクソバンクでの活躍や本を出すほどの料理の腕前もあり
友人のホリエモンとのことなど、自転車だけでなく色々興味深い話が聞けます!



もちろん自転車のことは現在チーム監督でもあるので
初心者でもバリバリのレーサーでも非常に役立つこと間違いなし!
そして今年は参加者にオリジナルのHautoデザインTシャツをプレゼント!!



私もホント参加したいです、店休んじゃおうかな...(笑)。
詳細は La CORSA Kyusyu のFacebookページ
お申し込みは こちら からどうぞ!

また先週お伝えしたように10/14(土)にライブを開催しますので
是非予定を空けていて下さいね!
どうか、宜しくお願いいたします!

10/14(土)ライブ開催決定!

お盆を過ぎ少しは落ち着いたと思ったらまだまだ暑い日が続きますね。
それでも小国の朝晩は涼しくなって来ました。

こんなときにこのお茶はいかがですか?
八女星野・インスタントティー。




八女一番茶100%の特別仕上げを施した茶葉を使用。
お湯、または水を注ぐだけで美味しい緑茶が楽しめます。
オフィスや旅行のお供に、また入院のとき重宝するとの声も。
原材料は緑茶(国産)、デキストリン、ビタミンC。
10本入り、税別300円です。

こんな雑貨も入荷しております。
鳥をモチーフにした波佐見焼のソース入れ。



カワイイ!と一目惚れした商品です(笑)。
形、大きさ、色合い、どれも素晴らしく大のお気に入り。
価格は税別900円から2,700円。
食卓に並んでいるのを想像しただけで楽しくなりませんか?


10/14(土)に当店にてライブを開催いたします!
今年は広島発のエレクトロニカデュオユニット「LaTICA(ラティサ)」。


※画像は他の会場のものです。

福田ひとみ(サックス)と野村彰浩(シンセサイザー)。
心地良い電子音を背景に、クラシックやジャズ、宗教音楽や民族音楽等の要素が調和され
ソレラに即興演奏により輪郭が描かれる、聴きやすくも「deep」で「mellow」。
「長く聴いていたいサウンド」として定評があり精力的に活動されてます。

チケットは2,000円(1ドリンク付)
開場17時00分、開演17時30分 を予定しております。
また詳細は後日お知らせいたします。

野村さんは自転車の実業団チームvoyAGE cycling teamでも活動されているので
ご存知の方も多いのでは?
LaTICAのFacebookページはこちらです。


また今年も10/29(日) に鹿児島にて
第3回南九州クラッシック開催決定!


画像は昨年のコース一部です。

南薩摩の交通量の少ない道路を用いて、交通ルールに従っておこなう「ノンストップ実践練習会」。
各自の公道レース走行の技量を向上させることを目的とします。
ツールドおきなわ対策になる!と好評です。

主催:セレクシオン南九州
当店も協賛しております。
詳細はまた後日、レース指向の方、是非ご参加ください。

いろいろ告知が多い今回のブログ。
お問い合わせはメール、メッセージでお気軽にどうぞ!

タビ

皆さま、お盆期間中もご来店ありがとうございました。

今年は11日が祝日で流れが読めず、用意していたにも関わらず
12(土)は、ほとんどの物が売切れ申し訳ございませんでした。
三連休の中日という感じだったのでしょうか?
昨日は今までの8/15で最も静かな日で、今日はもう平日のようで本当に今年は分かりません。

それでも、来るときは来るんだ!と勇気をもらえたことが有難いです。
これからも、どうか宜しくお願いいたします。

今、こんな器が入荷しております。



当店の代名詞と言っても過言ではない波佐見焼の器。
今はあまり扱っていなかったのですが、今回久しぶりに揃えてみました。
是非ご覧になって下さい。

急に秋の風を感じるようになり、こんな商品も入荷しました!
色鮮やかなドライフラワー。



山梨の八ヶ岳の麓で化学肥料は使わず全て露地栽培された花を収穫。
それを見事なドライフラワーに仕上げられたものです。
人気のこの商品、可愛いブーケにして店頭に並べますので楽しみに待っていてください!


お盆は沢山の方にネコのササキさんのお墓参りをして頂き有り難うございました。
猫を飼ったのは初めてでしたが、その前に小国に帰って店をはじめるきっかけになった
「タビ」という雑種犬がいた話を少しさせてください。





日本がサッカーW杯フランス大会に初出場した年、1988年。

当時、福岡で登山用品店に勤務していた私は 妻とその友人ふたりを連れて
福岡市近郊の油山へハイキングに出かけた。
まだ若く近郊の低山など目もくれなかった私は 山頂でお湯を沸かして
カップラーメンでも作ればそれで満足するだろうくらいのつもりで登り始めた。

山道を歩いていると「ミューミュー..」という声がするような気がした。
止まって確認すると薮の方向から聞こえていた。
少し分け入ってみるとそこには黒く小さな塊があり、鳴き声はそこから発せられていた。

タ、タヌキ?そう私は思ったがどうやら犬の赤ちゃんらしい。
産まれたばかりでまだ目も開いてない。
「捨て犬だ、どうしよう?このままじゃ死んじゃうよ!」と女性達が騒ぐ。
放っておくのは簡単だ、だが持ち帰るには色んな障害がある。
公団のマンション住まいでは犬は飼えない。

ハイキングは中止してとりあえず飼い主が見つかるまでは
コッソリうちで預かることに、でもどうやって育てよう?
今ではスマホで簡単に手に入る情報でも当時は全然分からない。
とりあえずペットショップに行った。

牛乳はダメで犬用のミルクを与えなくてはならないとのこと。
だがそれは中々の値段がするものだった、それを哺乳瓶で与える。
人間の赤ちゃんと変らない。
さらに便は最初は温めた指でお尻をさすってやらないと出来なかった。

一日に何回もミルクを欲しがる、赤ちゃんだから当然だ。
共働きだった私たちは妻がカゴに入れてこっそり職場まで持って行き
更衣室でミルクを与えていた。
私のことが大好きだったようで仕事から帰ると毎日感激して
玄関でお漏らしをするという熱い歓迎を受けていた。
ソファでは私の上に座り、夜は私の脇の下で眠っていた。



最初はぬいぐるみのトトロと変らないサイズだった。
だがその後スクスクと育ちどうも室内で飼えるサイズではないことが分かって来た...。


GLAYの「Winter,again」が流れる冬の日、職場の部長に告げた。
「春で店を辞めさせていただきます」

「オマエの接客は完璧だ、でも愛がない」
と私を時には叱り飛ばし指導してくれた部長は一瞬困惑した顔をしたが
すぐに「決めたんか...」とだけ言って頷いた。
寂しそうに歩く背中を見つめながら本当に申し訳ないと思った。

犬を飼う環境の為に実家の小国に帰ろう!
何故かあれだけ嫌いだった小国に帰るという方向になっていった。
妻も反対するかと思ったが犬のためなら行こうと思ったらしい。



1999年の夏に小国に帰った、慣れない家ににオドオドするタビ。
まだ新しかった実家では部屋飼いすることは禁じられた。
元々動物が好きではない母が許すはずもない。
だから少年時代も動物を飼ったことがなかった。
まず玄関にケージを置いて新しい環境に少しずつ慣らすことにした。

すぐに庭を走り回るのが楽しいと思えるようになったようだ。
キッチリした性格で一度言ったことはキチンと守った。
ヨシ!と言うまでは生肉を顔の横に置いてもエサを食べなかったし(ただ目は必ず逸らした)
ここから出たらダメ!と教えたらまるで結界でもあるかのように家の敷地からは出なかった。

開け放した店にも入って来ず目前に座っていた。
ちょっとだけ前足が入っている分にはタビ的にはセーフだったらしい。
こうやって小国の生活に溶け込んで行った。

タビという名前は当時習っていた茶道にちなんで足袋から取った。
ホワイトソックスというのは言いにくかったからでもある。
その茶道がきっかけで今の店に繋がるのだから人生何がどうなるのか分からないものだ。

2013年夏のオール九州3時間耐久レース in オートポリスの前
私が自転車の整備をしていると横に来て作業を眺めている。
隙があるとすぐに撫でて!と顔を近づける。
以前はローラーに乗っている時は近づかなかったのだが
最近は近づいて来て撫でるのをせがむようになっていた。

歳を取ったなぁ...先週から急に動きが悪くなった。
お腹が張って来たので便秘かな?と思いヨーグルトを与えた。
だがどんどんお腹がふくれて来て週末前には動けなくなってしまった。



「月曜になったら病院に連れて行くな」
そういって日曜の茶のこ練も終了し月曜の朝から阿蘇の動物病院へと急いだ。
昔からある民家の一角にある動物病院はネコのササの不妊手術でもお世話になった。
入院もせずに帰ることができるくらいのほんの小さな傷だけで済んだ
そのときの腕の確かさと人柄に心酔していた。

クルマにタビを積む時にササが横に来ていた。
タビにいつも追いかけられて犬猿の仲で近づかなかったのに...。

先生が聴診器をタビのお腹に当てる「うーん、難しいですな...」
腹水を抜いてもまたすぐに溜まるでしょう。
手術するにしても高齢なので麻酔をかけた後、もう起きないかもしれないと。

「もう2、3日かもしれません」

今は苦しんでないですが、じょくそう(床ずれ)が出来て
ウジが湧くようでしたら痛がります、その時は安楽死も...
ある程度覚悟は出来ていたが容赦ない宣告にその場に茫然と立ちすくむ。
中型犬の寿命はだいたい15年ですから十分生きましたよ、と。

帰りのクルマ、苦しいようだが顔を上げ流れる景色を眺めている。
そうだね、ドライブが大好きだったよね。
行った先が動物病院で降りるのを拒否したこともあったよね。
クルマから降ろしバスタオルとペットシーツを敷き
先生が言ったように身体の向きを変えてあげようとした。

「ウーーーッ!ガウッ!」妻に牙をむく。
犬と一緒に育ってないタビは決してお腹を見せることがなかった。
兄弟や母親との触れ合いがなかったからだ、だから人を舐めることもしない。

おうおう!これだけ元気だったら大丈夫!
妻は店の準備をしてくると言ってその場を離れ私が身体の向きを変えてお腹を拭いて上げた。

気持いいだろ?するとタビが苦しそうに三回コフッ!コフッと息をした。
アレ?...タビ?タビ?
慌ててうつ伏せに戻し心臓マッサージをする。
だがもう二度と目を開けることはなかった。

戻って来た妻に死んじゃったと告げる。
ゴメン、オレが体勢を変えたから死んじゃったと謝る。
妻は夜中に誰にも看取られず死ぬより私に撫でられて死んだなら幸せだったろうと言ってくれた。

駐車場に続々とクルマが停まってくる、店に出なければならない。
そんな日に限って来るお客様が大切な人ばかりだ。
笑顔を作ることがこんなに大変だと思ったのは初めてだった、さらにお客様が途切れない。
ドッと来るわけではないのだが常にオーダー品を作っているような状態。
たまに倉庫に物を取りに行くとタビは普通に眠っているようだった。

大雨だというのに忙しい一日が終わった。
悲しみに暮れることなく働け!ということだったのだろう。
夕方、車庫と店の間の土を掘る。

愛するものを埋めるために穴を掘るという行為は非常にやるせない。
雨の後の蒸し暑さで汗が眼鏡に落ちて作業が捗らなかった。
石が混じって作業しにくい土を60cmほど掘った時にはもう真っ暗だった。
タビのサイズピッタリに堀った穴に抱きかかえて埋葬する。
抱っこしたのも久しぶりだった、最近はネコばかりだったものな...。

病院に連れて行く前に死んでいたらものすごく後悔していただろう。
でも病院で寿命だと言われ私たち夫婦は非常に救われた、そこまで頑張ってくれたんだ。



画像は最後に散歩したときの写真。
普段、散歩中に写真なんて撮らないのに何故かこのときは撮った。
リードに繋がないと敷地から出ない変った犬でした。

クルマでも自転車でも私が帰って来るとシッポをブンブン振って
クンクンと鳴いて迎えてくれていた、タビ。

今ではその気配もすっかり消えてしまったけど、時々思い出す。
小国に帰って店をやっていなかったら当然のことだが全く違う人生になっていた。
私の人生のターニングポイントは、あの日この犬を拾ったことだった。


ササと同じくらい大事な犬、タビのお話でした。
(2013年にFacebookに投稿したものを編集掲載いたしました)