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九州Heaven Ride 2017 序章

Heaven Rideを走った者は幸せである、心豊かであろうから...



2013年、練習仲間の水曜会所属、クロスロードバイシクル宮本氏から
「来年小国でRapha Gentlemen's Raceがあるらしい、その前に自分たちでやらないか?」
とまるで初めて洋楽を聴いて衝撃を受けた中学生が一緒にバンドをやらない?と
同級生を誘うようなノリで始まったのがこのイベント。

名前をどうするか。
私は「Hell Climb」を推したのだが宮本氏は「Heaven Ride」を譲らない。
確かにその方が詐欺っぽくていいかもね..と渋々了承。
あとになってそれが正解だったと思えるようになった。

5人(4人でも可)1チームで協力しながらサイコンに入れたルートマップを手がかりに
未舗装路を含む120-130km、累積標高2500-3000mのコースを
8時から3-5分おきにスタートし18時までに帰還するというルールだ。

最大1時間のハンデが発生するが後半になるほど走力のあるチームなので問題ない。
それに当然道に迷ったり、パンクやトラブルはつきものなので順位も目まぐるしく変わる。
ただ速ければいいというワケでもない、自転車乗りとしての総合力が試される。

友人たちのチームに声をかけ集まったのは
Blue Grass、Masaya CRR、パラボラ・イワイ、GINRIN熊本に
水曜会から3チームの計7チーム、最初はこじんまりとした大会だった。



皆の助けを借り、成功に終わったが中には
「こんなとこ、ロードバイクで走るところじゃない!」とキレる参加者もいた。
グラベルロードなんて言葉もなかった5年前は当然の反応で
ロードバイクは舗装路を走る物という点は私も大いに賛同する。

ただ大昔のツールドフランスだって未舗装路を走る冒険ライドだったのだ。
この山を越えたらどこへ行くんだろう?
そんな少年の頃のような気持ちで走るのは非常に楽しいことだと思うのだが間違いだろうか。
参加者たちの本当に楽しそうな笑顔を見る度に間違いではないと強く思えるようになった。


1回きりの開催のつもりだったのに、是非また!という声に押され翌年も開催。
雪降る中で開催され「本当に天国へ行くかと思った」と参加者に言わしめた
あの伝説のHeaven Ride 2014だ。



回を重ねるごとにパワーアップして、2015年はゲストライダーを招待することに。
その年、群馬グリフィンを立ち上げたJスポの解説でもおなじみの
狩野智也GMに走ってもらうことができた。



さらにお前も走ってみろ!という声に応え
主催者兼ライダーとして作ったばかりのchanokoジャージをまとい私も出走。
参加者の気持ちが、より分かるようになった。



昨年の2016年は熊本地震後で開催が危ぶまれたが
皆の力強い声援のおかげで開催にこぎつけることができた。
しかし当日は5度以下の雨という最悪のコンディション。



それでも全19チームが出走と参加者の志の高さを見せつけられた。
(ただし完走は5チームと自然の厳しさも思い知らされた)
そして第5回大会の今年。



前置きが大変長くなり申し訳なく思う。
それでは今年の冒険を語っていくことにしよう。

つづく


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